NEON GENESIS EVANGELION
Genesis Q':notice Q'54


「碇君、ちょっと!」
 シンジは鼻歌混じりで歩いていた。
「なに?、山岸さん」
 森の中を、奥へ奥へと進んでいく。
 隣に並んで歩いているのはあの猫だ。
「何処へ行くつもりなの?」
「わからないよ」
「え?」
「だってさ」
 猫を見る。
「こいつが行こうって、言ってるんだ」
「言ってるって…、そんなの気のせいじゃ…」
「違うよ!」
 シンジは思った以上の声を出して否定した。
「分からないよ、でもこいつが…」
 猫を見る。
「行こうって言ってる、付いて来てって言ってる」
 猫は一度シンジを見上げてから、また前を向いて歩き出した。
「行こうよ?、この先に何かがあるんだ…」
 シンジは手を差し延べた。
「…わかったわ」
 諦める。
 マユミはそのシンジの手を握った。


GenesisQ’ 第54話
ああっ女神さまっ


シンジの祈りは届くでしょうか?





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新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAX の作品です。

Q'Genesis Qnaryさんに許可を頂いて私nakayaが制作しているパロディー作品です。
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