冬月との会談を終えたカヲルは、飄々とした体で廊下を歩いていた。
「人は人の望む夢を描く……、例えば彼らは、あくまでアダムによって人類は新たな段階へ旅立つと考えていた……、自らの手で補完を願った、だけど結果は、彼は人間そのものを見限ろうとしている、見切りを付けてしまった、人と言う固有種、その肉体も、魂も全てを破棄して、独りきりになろうとしている、他人がいなければ誰かに傷つけられることは無いからと……、人を救う名目で押し進められて来た補完計画、今抱えている不安を払拭するために、欲望のままに人ならざる力を望んだ愚かな企み、だけどその実は自ら着々と自滅への階段を踏みしめていただけだっとはね、これでは処置無しと呆れられてしまうのも当然と言うものだよ、まったく、人間とはどこまでも愚かしい生き物さ」
 カヲルは廊下の真ん中で棒立ちになり、天井を見上げた。
「そうは思わないかい?、シンジ君」


 アスカはちらりと、左右に流れる金色の川に目をやった。
 そこにはエヴァになりきれなかった者達の骸が、累々と折り重なるように沈んでいた。
 ほとんどが一つ目であった、その首からは背骨が伸びている。
 当然のごとく、肋骨やそれ以外の白骨も沈んでいるのだが、頭部と繋がっているためだろうか、どうしてもその部分が目に付いた。
 他には装甲代わりの甲殻がやたらと元の形状を残している。
 十体やそこらではない、少なくとも百は沈んでいた。
(これだけの屍の上に、あたしはいるのね……)
 アスカは改めて自分と言う奇異な存在を再認識した。
 一概にエヴァンゲリオンと言っても、その形状は使徒と違い非常に似通ったものになっている。
 この形状をリリスウイルスに学習させるために、一体どれだけの先人が礎とされたのか?
 それは想像するだに恐ろしい話であった。


 朝を過ぎて昼になってもミサト達の会話は続いていた。
 先日の事件のためにリツコの職場は封鎖されている。
 その暇もあてがって、リツコは与えられている情報の全てをミサトに伝えようとしていた。
「さっきも話したわね?、アダムが……、人の精神論にも置き換えられるってこと」
「ええ」
 お互い、言葉の語尾が投げやりな感じになっているのは、疲れが溜まってきている証拠であった。
「人の心はね?、生まれながらに欠けているのよ……」
「だから?」
「……再び一つに、還ることで満たされる事を望む、そのためのプロセスが」
「補完計画?」
「ええそう、そうよ……」
「それが不安の原因だからって勝手に埋め合わせようっての?、そんなの余計なお世話よ、良い迷惑じゃない!」
「アダムに犯された人々はもはやアダムに縋るのみよ……、だってもう、それ以外のものにはなれないんだもの」
「だからって、進んで化け物になろうって言うの?」
「化け物じゃないわ、神よ、それに等しい力を持ちえるように、わざと進化を促しているもの」
「シンジ君もその内の一人だって言うの?」
「違うと言ったでしょ?」
 ミサトの剣呑な目を鋭くやり返す。
「これも言ったでしょう?、彼はあくまで奇形種なの、それも未知数と言う名前のね?」
「なによ、それは」
「くり返すようだけど、わたし達は出来損ないの群体だったのよ、それも意図されて生み出された、その中からシンジ君と言う『亜種』が生まれた、彼はわたし達と同じでありながら決して交わることは無かったわ、意志の疎通なんてあり得なかった、その証拠に彼は生まれながらにして全てのものに見放されて来たわ、父、母、友人、いくら人の姿をして、人の言葉を操っても、別の生き物なんですもの、到底理解できははずが無かった、彼を取り囲む人達も薄々彼の異常性に気が付いていた、彼には悲しみを打ち明けるだけの人が居なかったのよ、だから彼は逃避を願った、人からの解脱をね、絶対的な離脱、それこそが絶望から逃れるための、唯一の方法であったから」
「シンジ君はあたしの家族よ」
「それすらもあの人の影をちらつかせていたでしょう?、彼にとっては嘘、欺瞞、恐怖の対象だったでしょうね」
 パン!、っと、リツコの頬で音が鳴った。
 悔しげに口をつぐんでミサトが叩いたのだ。
 その頬を押さえてリツコは叫んだ。
「心を晒そうともしないで!、表面上の穏やかさを願ったのはあなたなのよ?、それがシンジ君の心をすり減らしたこと、あなただけ逃げるつもり!?」
 リツコの弾劾に、ミサトはぐっと唇を噛んだ。
 人は進化を望んでいると言う、だがアダムから生まれたものが紆余曲折を経てアダムに還ったとして、それは果たして進化なのだろうか?
 無くしてしまった力を再び手にしたとて、その喜び、はしゃぎ様は滑稽にすぎない。
 おもちゃを取り上げられた子供が再びおもちゃを与えられて喜ぶのと、なんら変わらないレベルの話なのだから。
 だがシンジは、猿が突然、人になったように、人からまったく別個の生物へ変容しようとしている。
 誰も意図しなかったように、当たり前である、『彼ら』は人の知識を総動員してアダムの復活を願った、それが何であるかも分からぬ内から希望的観測に基づく利用だけをして、結果をものにしようとして来た。
 その仕業はあくまで自らが培って来た科学に基づいて計算されている。
 くり返すが、シンジは人の理解の出来ない物になろうとしていた。
 それは人の見いだして来た科学方式など及びもつかない世界での出来事である。
 そこに人の意志など介在できるはずが無かった、そしてまた自然な営みの中で派生した亜種であるからこそ、その価値は高いのである。
 問題は……
「わたし達は、等しく恨まれている、それ、忘れないで!」
 シンジが何を真に望んでいたのか。
 それだけであった。


 一面では仕方が無かったのかもしれない。
 側面には復讐心が潜んでいたのかもしれない。
 自分を置いていった母への、訳のわからない使命を割り振った大人達への。
 アスカはぼんやりと死骸の山を見下ろしていた。
 ゆっくりと流れる水が、わずかな屈折を生み出している。
 それでもドイツに居た頃には、このどうしようもない人達を自分が導いて見せるのだと発憤していた。
(それが今や、シンジ、シンジかぁ……)
 アスカの口元に微笑が生まれた。
 苦笑かもしれなかった。
 自分はこの抗えない人生を、例えどの様な形であれ享受しようとしている。
 それが父に、母に対する反骨心から来るにしてもだ。
 生まれた以上は自分の人生である、自分に『よくがんばった』と誉てやりたいと思うわけだ。
 人並みに。
(大きな力……、相対的に大きくて素晴らしい力だけど、それに比例して悩みは尽きない、結局どこまでも、どんな風になっても、苦しみは着いて回るって事なのよね……)
 弱者は弱者なりに、強者は強者なりに。
(なのにその悩みってったら……)
 男の事なのだから。
 アスカはつと視線をシンジに戻そうとした。
(なに?)
 はっとする、レイも同じように反対側の川底を見つめている事に気が付いた。
(なんなの!?)
 そこに沈んでいる遺骸が発光を始めていた。
 金色の照りがゆらゆらと揺れて、不可思議な模様をアスカ達と黒い壁に作り出した。
「なによ、これは!?」
 アスカは知っている感じにはっとした、そしてそれはとてもまずい物だと直感した。
「レイ!」
 慌てて叫ぶ、だがその時には遅かった。
 ザァア!
 黄金の飛沫が噴き上がるように飛び散った、立ち上がったのは人の慣れの果てでは無かった。
 目を見張る。
 死体が捻れるように搾られていった。
 原子核が光と熱に変わるほど圧縮されていく。
 そのための発光なのだろうか?、二重螺旋を描いた蛇は、真っ白な光を放ちながら立ち昇った。
 それも一体や二体ではない。
 何百本も、一斉にだ。
「使徒……」
「使徒?、これも使徒だっての!?」
 アスカは驚きから咄嗟に背をレイに預けた。
 螺旋を描いていたそれは宙に浮かび上がると、輪のように円くなって一本の綱に変わった。
「来るわ」
 レイの言葉に合わせて前転して躱す、手を突いて起き上がった時にはもうアスカはエヴァンゲリオンへと変身していた。
『レイ!』
 レイは無表情に、敵を目だけで追っていた。
 わずかに体を傾け、足を引き、角度を変えて、次々と襲い来る使徒を紙一重に躱していた。
 だがそれも多勢に無勢であった。
 いくら並みではない体捌きを駆使したとしても、隙間が無いほど囲まれてしまっては追い詰められるのも時間の問題である。
『どうして!?』
 アスカは現在の状況に恐れおののいた。
 これまで使徒は一体ずつで襲って来ていた。
 なのにここに来て突然の複数同時攻撃である。
『シンジのことだって片付いてないのに!』
 逃げ去り、エヴァを狩っているあのシンジの事が気がかりになっていた。
『それとも……』
 アスカは当然のごとく、もう一つの可能性に気が付いていた。
 この使徒達はまったく同一の形状をしている、ならば。
『これ全部が……、ひとつの使徒だっての!?』
 エヴァンゲリオン化したアスカの脳は、根本的に人間とは作りが変わっている。
 その処理能力は数十倍にも跳ね上がり、さらには『深層意識』と言う第二の情報蓄積体を得ている。
 そこからアスカは推論を導き出した。
(アダム、かつて氷の下に閉ざされていた使徒達、生命の進化の過程、欠損のある彼らは補完の果てにアダムへと辿り着いた、当たり前ね?、パズルのピースをいくら外しても、その完成形は同じだもの、でもそこから別の形を得ようと摸索した人達が居た、エヴァンゲリオンがそう、ならそのウイルスの原形は、アダムに近いものであるほど良かったはず)
 そしてそれを組み込まれた者達がここに沈められていた。
(人が自分には無いものをねだり、妬むように、アダムより生まれしものはアダムそのものを欲していると言うの?、この使徒達はその中でも最もアダムに近いのかもしれない、アダムの最終形態は……、『物体』、肉体なんかじゃない、パパが……、あの男が言っていた通りの『物理現象』にすぎないのだから……)
 だがここで一つの疑問が生じた。
(じゃあ、アダムではなくシンジを望んでいるあたしは、なに?)
 ズシャ……
 一瞬の隙、それを突くように背後に何かが降り立った。
 ゾッとするような気配に身の毛がよだつ。
 圧倒的な存在感に総毛立ち、アスカは寒気を感じて動けなくなった。
 ゴッ!
 途端、頭を横殴りに叩かれた。
 脳震頭どころの騒ぎではない、頭蓋が吹き飛ばなかっただけ運が良いと言える一撃であった。
 頭から流れるように吹き飛ばされて、アスカは危うくオレンジ色の水に落ちかけた。
 その体を何者かが拾い上げた。
 エヴァンゲリオン、リリスであった。
 レイのエヴァである、アスカを抱き上げ、水面に波紋一つを残して着地を決め、飛んだ。
 あたかも水を踏みしめたかの様に、事実その通りなのだが。
 リリスはアスカを担いだままでレイの正面に降り立った、右手には二股の槍を握っていた。
 赤黒い色、ロンギヌスの槍である。
 レイの手が、まるで糸を手繰るように動いた。
 操り人形そのままに、エヴァが動きをトレースする。
 アスカを放り出し、槍を振り回す様に振るった。
 旋風が巻き起こる、白い蛇達は崩壊するように塵となって風に巻かれた。
 フォオオオオオオオオ!
 風の防壁の向こうで鬼が怒りの咆哮を咆哮した。
 次いで鬼は空気を吸い上げた、竜巻に光の粒子となって漂っていた使徒達は、エヴァンゲリオンの口腔へと飲み下されいく。
『シンジ!』
 アスカは咄嗟に叫んだ、あれがシンジかどうかではない、シンジであるはずのもの、自分から生まれ出たものが凶行に及ぼうとしている。
 それが堪えられなかった、そこから生まれた叫びであった。
 レイのエヴァが振るっている力については不審に思ったが、それを詮索することはしなかった。
 無条件にレイを信用したのだ、今の状態であれば知識を引き出すのは容易であったが、それは彼女に対する侮辱であるからと無意識の内に拒否していた。
 レイは風を使って使徒には直接触れないように処理しようとしている、それは接触したとたんに侵食されるからだった。
 第一の使徒、アダム、それは南極に封印されていた、全ての原形であった、唯一の完成体であった。
 第二の使徒、リリス、レイのエヴァのことではない、レイやアスカ、その人間そのもののことだ。
 アダムの上位種として定義づけられた、人類にとって非常に都合の良い存在である。
 だがそのためのアダムウイルスは……、どこから確保された物だったのか?
 それを組み込まれた実験体がここに沈んでいた彼らだとするのなら。
 これらが全て、その統一された魂の元に存在している『悪魔』ならば。
 自分の中に組み込まれた種子が、彼らと同一のものであるとするのなら。
(あたしも、食われる!)
 アスカはゾッとすると同時に、またしても自分の力の無さを歯がゆく感じてしまっていた。
 シンジはともかくとして、レイですら尋常ではない力を持ちえている、超常と言ってもいいかもしれない。
 それに比べて、自分のエヴァのなんたる貧弱な事か、驚異的な身体能力と自己再生能力は肉体の強化に過ぎない、それはやがて科学の発達と共に人類が手にするであろう力にすぎない。
 さして特別な物ではないのだ。
 一応、武器などの無機物を有機物強化する能力は獲得しているが、それすらも調整された物で無ければ望むような結果を得られない。
 貧弱過ぎる。
 だがそれでもだ。
 アスカは紫色の鬼を睨み付けた、風圧の壁は景色ごと歪ませて様子を窺わせたが、そのぎらぎらと光る瞳の輝きを陰らせるには至っていなかった。
 アスカはその瞳に息を飲んだ。
(あれは、あたし……、あたし自身の心!)
 彼女は片膝を立てようとした、レイの話によればあれは自分の心を反映した『物体』である。
 そのシンジが自分を狙っていることは驚きではあったが、別段ショックは受けていなかった。
 自己破壊欲望など持った覚えは無い、だが恋敵であるレイを憎み、分かり合えないシンジを疎み、なにより役立たずの自分を蔑んでいた事実を認められないほど、アスカは幼稚な性格をしていなかった。
 自分の中にある暗部、それが極端に肥大し現実化した存在が彼なのだ。
 あるいはそれは核になっただけなのかもしれない、この街は碇シンジへの悪意に満ちている、それが獣を狂わせてしまったのかもしれない。
 ならあの怪物は、自分を、レイを、シンジを殺そうとするだろう。
 自分の望み、そのままに、全てを、闇に沈めるために。
『そんなの嫌!』
 アスカにはそれが堪え難かった。
 恨み嫉み妬み、それは誰にでもある感情だ。
 だが同時にそれを抑える理性を持っている、さらけ出さない道徳心も備えている。
 だからこその人間だろうと思う、だからシンジの元から離れる事を選ぼうとしたのだ。
 これ以上自分が役に立たない事を実感したくなかったから。
 我慢も続ければ、いつしか黒い感情へと変わってしまうから。
 それは他人にも求めてはいけない思想なのだろうか?
 そんなことは無いはずなのだ、誰もが幼い頃には教えられた事であるから。
 だがいま向かい合っている怪物は、そんな正の面を無視した、負の感情のみで構成されてしまっている。
『シンジをあんな風にしてしまったのはあたし……』
 だからこそ、そんな自分が許せなかった。
「優しいのね……」
 そんな声音にハッとした。
『レイ?』
 そこには穏やかな微笑みがあった。
 初めて見る、綾波レイの微笑みであった。
 だがその顔がエヴァへと向けられた途端、元の無表情に戻っていた。
「あなたが……、側に居てあげて」
『だめ!』
「あれは、……わたしが処理するわ」
 人形を操る。
 レイの動きそのままに、リリスは槍を振り上げた。
 投擲する。
『シンジぃいいい!』
 アスカは立ち上がろうとした、だがこむらがえりを起こしたように、足は付いて来なかった。
 無様にその場で転倒する。
 槍がエヴァを貫く寸前、エヴァから無数の光が尾を引いて跳び出した。
 閃光はリリスを串刺しにした。
「かっ……」
 レイはリリスの動きをなぞるように体を折った、口から吐いた息に血が混ざっていた。
 獣を槍が貫いた、アスカはその瞬間を見た、肉体を残して槍は人の姿をした何かを縫いとめて引きずり剥がしていった。
 その顔は自分に見えた、やけに陰鬱で、陰惨な笑みを口元に張り付かせている自分に見えた。
 その影は槍が壁に突き立つまでに霧散していた。
『レイ!』
 悪意の元は消失した、しかし使徒は死んだわけでは無かった。
 レイの皮膚の下を何かが這い広がっていた。
 それはエヴァ、リリスに対する侵食なのだが、精神的に繋がっている以上、リリスの痛みはレイの痛みでもあり、獣に対する融合は少女に対する汚染でもあった。
「さよなら」
 レイは苦しみの中で別れを告げた。
 リリスがのけぞるように悶えた、その腹の継ぎ目が大きく上下に広がり、奥から赤い玉が姿を見せた。
 あうあうと、リリスは何かを求めるように腕を伸ばした。
 玉が……、いや、膨らんだ子宮が破裂した。
 その中から奇妙奇天烈な姿をした生き物が弾けこぼれた、連なった肉塊、その中にはこれまでに現われた使徒の姿がいくつも見て取れた。
 その反動で、リリスは仰向けに倒れ込んだ。
 びくびくと小さな痙攣をし、それを奇怪な胎児にも伝えている。
 だが生まれたばかりの出来損ないは、生きたままで溶け崩れた。
「レイ!」
 アスカは変身を解いて、倒れようとしたレイを抱きとめた。
「レイ、しっかりして、レイ!」
 息はしている、だが生きているとは思えないほど冷たくなっていた。
「レイ!」
 アスカは叫ぶ、だが、レイの瞼はピクリとも反応を見せてくれない。
 その上に影が落ちる、見上げる、獣が跳躍していた。
 アスカはレイを庇うように抱き被さって目を閉じた。
 レイの頭を胸に抱いて。
 だが……
『その時』はいつまで経ってもやっては来なかった。
 柔らかな光を瞼越しに感じて、アスカはそっと目を見開いた。
 ゆっくりと、脅えるように光源に向かって顔を上げる。
「あ……」
 つうと、目から涙がこぼれ落ちた。
 磔にされたエヴァンゲリオンの腹部が左右に大きく開いていた。
 その真ん中にあったはずの、赤い玉は殻が破れたようになって壊れていた。
「シン……、ジ?」
 彼は悲しげに目を伏せていた。
 左右に大きく羽を広げた白なる者が……
 彼女達の元へと降臨していた。


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新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAX の作品です。
この作品は上記の作品を元にでっちあげたお話です。